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神戸にあるタオル・リネンの通販「シェルブラン」の企画奮闘記です。
スタッフの中島と三宅が大好きなタオルやリネンを企画し、世に送り出すまでのあれこれを書いています。
※三宅はただいま育休中
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ハグが出来るまで<その3>
いよいよ「TZ酸性酵素法」を!と思っていたのですが、社内より工程通りの方がわかりやすいと指摘があり予定変更です。(「TZ酸性酵素法」に興味津々の方、ごめんなさい。次の次の回になっちゃいます…)
タオルが出来るまで、始まり始まり〜。

1 原糸が入荷 

今回ハグを織っていただくメーカーさんに、紙管や木管に糸を円筒形に巻いたチーズと呼ばれる状態で糸が入荷します。
今回使用した糸は、『サンホーキン綿』の『コーマ糸』です。

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サンホーキン綿は、アメリカのカリフォルニアで生産される綿。米国では、東海岸のノースカロライナ州から西海岸のカリフォルニア州までコットンベルトと呼ばれる17州にまたがって広い地域で綿花栽培が行われています。品種も豊富で、よく栽培されるもので40品種ほど、実際は100品種以上あるといわれます。いろいろな品質の綿花を入手することができますが、今回使用したサンホーキン綿はアプランド綿という品種。現在、世界で生産されている綿花の約90パーセントがアプランド綿です。サンホーキン綿はその中でも繊維の長さ・均整さ・白さ・強さの面で、最も高品質な綿といわれています。

生産されているサンホーキン・バレーは、カリフォルニア州の海岸山脈とシェラネバダ山脈にはさまれた地域で(バレー・渓谷といっても、山並みははるか地平線上という広大な大平原です)雨が少なく、日照時間が長い上、シェラネバダ山脈の雪解け水をひいて必要に応じ水を供給しているので、綿か栽培には最適の地域です。高品質のサンホーキン綿が大量に作られるのは、このようの自然条件に恵まれているからなのです。

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恵まれた自然によって育てられたサンホーキン綿を今回はコーマ糸と呼ばれる糸に加工しています。

綿花には長い繊維と短い繊維が混じっています。どんなに良い綿を使っても、綿を収穫し種と分離し、ゴミを取り除くという工程で短くなった繊維が混ざっています。梳綿と呼ばれる工程でほとんどの短繊維が取り除かれますが、さらに精梳綿工程を行うことでまだ残っている短繊維を取り除くことが出来ます。この工程によって作られた糸は、機械が櫛のかたちに似ていることからコーマ糸と呼ばれています。繊維を傷めずに短繊維を除去することで毛羽が減り、糸の光沢が増し、強度が増した優れた糸になります。

この糸をタオル織機にかけるために、次は整経・サイジングという工程に進みます。

2 整経・サイジング

愛媛県繊維染色工業組合で行われている整経は、縦糸とパイル糸を必要な本数、長さに整えて織機にかけるビームに巻く作業です。クリールというスタンドに地面と平行に入荷した糸、チーズを配置していきます。どの位置にどの糸を配置するのか設計図を見ながら手作業で行います。

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均一な張力と幅でドラムと呼ばれる筒に糸を巻き取っていく様子は、蜘蛛が糸を吐き出しているようでした。見学していたものは幅234cmのロールに縦糸7206本が巻かれており、3500ヤード(だいたい3200メートルくらい)もの長さだそうです。

糸が途中で切れてしまうと自動的に機械が停止し、手作業で糸をつながなくてはいけません。とても繊細な作業です。

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その後さらにビームとよばれるドラムよりも大きな筒に再度巻き取っていきます。

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ビームに巻かれた数千本もの糸はこの後サイジング工程で均一に糊付けされます。

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糸を糊付けするのは、糸の毛羽をおさえ、強度をあげることで製織時の不良発生を防ぐためですが、最終的にタオルが出来上がるまでにこの糊はしっかりと洗浄されます。

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先晒商品を作る場合の糸は、通常チーズで晒し・染め・糊付けをしますが、今回のアイテムは後晒・後染。この工程を行うことで均一でムラのない糊付けをすることが出来、製織時の効率が上がることはもちろん、甘い撚りの糸や毛羽の多い糸での製織や高密度での製織も問題なくタオル製品を作ることが出来ます。

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最終的にこの数千本の糸が絡み合わないように黒い糸を交互に通していきます。

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これでようやく整経・サイジングの工程が終了です。
大きなビームがビニールに綺麗に包まれてタオル織機のあるメーカーさんの工場に戻ってきます。

<その4に続く>
posted by cielblanc | 16:31 | 工場見学<今治> | comments(0) | trackbacks(0) |
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