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神戸にあるタオル・リネンの通販「シェルブラン」の企画奮闘記です。
スタッフの中島と三宅が大好きなタオルやリネンを企画し、世に送り出すまでのあれこれを書いています。
※三宅はただいま育休中
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ハグが出来るまで<その4>
前回やっと糸の準備が出来たハグ。今回はいよいよ製織についてです!

3 製織

パイル用の糸(上糸)と地糸用(下糸)のビームが戻ってくると、いよいよ織機を動かす準備です。今回生地を織っていただくメーカーさんには何十台もの織機がずらりと並んでいました。

コピー禁止

まず何千本もの糸を所定の位置にセットしていきます。
前回の整経・サイジング工程の最後で黒い糸を1本ずつ通していましたあの糸1本ずつです!
とはいえ、全く糸がかかっていない状態からセットするのではなく、タイイングマシンといって、前にかかっていた糸と新しい糸を結ぶ機械で自動的に結束します。ただし、自動化されているといっても様々な調整が必要なので熟練した技術が必要です。
織機に必要なセッティングを行うのに、最短でも1時間、平均2時間程度の時間がかかるそうですが、何千本もの糸を所定の位置にセットしいくわけですから、それでも早いと感じました。
これが新しい規格の(糸のかかっていない)織機に一からセッティングするとなると、専門の職人さんにお願いすることになり、ジャガードの整備も含めて120〜160万円もするのだそうです。もちろん何時間なんて単位では行えません。気の遠くなるような作業です。(約10日程度を要します)

コピー禁止

この織機が今回ハグを織ってもらった織機です。
残念ながら織機の後ろからの画像しかなく、わかりにくくてすみません。(何を見学してきたんだ、私!!必ず追って掲載しますので!) 
織機をどのように動かすかはフロッピーディスクに入れたデータで管理します。
織機にはいろいろな種類がありますが、今回使われたのはレピア織機。緯(よこ)糸をバンドの先端に付けられたカニの鋏のような部分でつかみ、中央で反対側の同じ部分で受け取る方法で緯糸を通します。この鋏の部分が細長い剣のように見えることからレピアと呼ばれており、この機構を持った織機をレピア織機といいます。(このレピア部分もよく見ていませんでした…追って掲載します!)

上にあるビームがパイル(タオルの生地表面のループ上になっている部分)になる糸、下にあるビームが縦方向の地組織になる地経糸、緯糸は画像には写っていませんが、後ろから見て右手奥にセットされています。(左手にある巻きの小さな糸は、からみ糸といって、レピアで引っ張られたヨコ糸に絡めて、生地の端がほつれないようにする為の糸で緯糸ではありません)

タオルは経糸・緯糸・パイル糸の3種類が組み合わされて出来ています。 地経糸は強く張り、パイル糸は緩くかけます。だいたい経糸が一ヶ月、パイル糸は2週間くらいで次のビームに交換します。

下図はタオルの構造を簡単に表したものです。A・B・Cは緯糸の断面です。 AとBの緯糸が通るとき、その直前に通ったCとの間を(パイルの長さによって異なりますが)だいたい5〜6mmほど空けておき、その次のCの緯糸を通した後でA・B・Cを同時に打ち込みます。こうすることで5〜6mm空けていた部分がたたまれパイルになるのです。
 
コピー禁止


この打ち込む作業をする部分を筬(オサ)といいます。 細い金属の棒が櫛の歯のように並んでいて四角い枠がついています。これで、緯糸を打ち込むのと同時にパイル糸と地経糸を整えます。 この隙間の1つずつにパイル糸と地経糸が1本ずつ入っているのを想像してみてください。糸を織機に通すのがどんなに大変かわかります。

コピー禁止

現在の織機では1分間に緯糸が約260〜320本、効率の良い織機であれば約450本〜500本というスピードで織られているそうです。少ない方の本数ならまだしも、500本なんて目で追えるスピードではありませんね。
 余談ですが、今回の製品には、パイル部分だけで、バスタオルに約2600本、フェイスタオルに約1700本、ハンドタオルに約700本の緯糸が入っています。ということは、バスタオルだと2600回筬が動いて(打ち込んで)いるということです。
パイル糸と地経糸の合計数は バスタオルが1724本、フェイスタオル・ハンドタオルが1064本です。 
タオルってすごい本数の糸で出来ているのですね!

糸の強度や伸度を出すため、織機が設置されている室内は噴霧器により湿度の管理が徹底されています。これに伴い空気中にこすれ合って出る毛羽が舞うのを軽減したり、静電気によって糸同士がくっついたり絡んだりするのを防ぐことが出来ます。
適温適湿についてどのくらいなのか質問してみましたが、これは企業秘密とのこと。

コピー禁止

HTとFTは6列 6枚、BTは3列3枚になっていて、織り上がりは反物です。大きな絨毯のようです。一番左側がフェイスタオルの反物。
BTはだいたい3列3枚を織るのに9分、FTは7分、HTは3分程度とのことですが、糸切れや織り上がった反物を卸す作業があるので20%程度のロス時間があるそうです。
(織機のどの部分に織り上がった生地が巻かれていくのかという画像も追って掲載しますね。正面から織機を見ればすぐわかるのですが…)

コピー禁止

この状態で次の工程、精錬漂白をする工場へ運びます。

<その5に続く>
posted by cielblanc | 16:04 | 工場見学<今治> | comments(0) | trackbacks(0) |
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